本来なじまない性質を持っている「水性成分」と「油性成分」の間を取り持ち、混ぜ合わせることができます。非常に多くの種類があり、乳化や洗浄などを目的として、ほとんどの化粧品に配合されています。
界面活性剤は数千もの種類があり、表示名も複雑です。
代表的なものをこちらの記事にまとめていますので、気になる方はチェックしてみて下さいね。
界面活性剤って、なんだかよくないって聞くこともあるわ。
そういうふうに言われることもあるけど、そんなことないの。界面活性剤がなかったら化粧品はつくれないってくらい大切なものよ。
えっ!そんなに大切なのね。
そうよ。化粧品には、水性と油性のどちらの成分も配合されている場合が多いけれど、この2つは本来混ざり合わない性質なの。でも界面活性剤があるから、これらが混ざることができるのよ。
へぇ。そうだったのね。水と油をなじませるって、いわゆる乳化させるってことよね?それ以外の使われ方もあるの?
そのほかだと“洗浄剤”として使われることも多いわね。メイクや皮脂の汚れは油だけれど、クレンジング料に界面活性剤が配合されているから水できれいに洗い流せるの。クレンジング用品以外にも、シャンプーやボディーソープ、固形石けんなど、洗浄を目的にしたものには広く配合されているわよ。
なるほど!
“乳化剤”としてなら、乳液やクリーム、ファンデーションなど、あげたらキリがないほど使われているのよ。
実は身近な成分だったのね!
そうよ。界面活性剤は、ほかにも殺菌や、静電気が溜まるのを防止するためにも配合されているわ。
働きものね!感心しちゃう。