年齢とともに目立ち始めるシワ・たるみ。仕方ないとわかっていても、できるだけ対策したいですよね…!
そこでhadato編集部が、大手化粧品メーカー・FANCL(ファンケル)に直撃取材!
開発担当者さんにご協力いただき、おすすめのエイジングケア方法から優秀なエイジングケア化粧品を選ぶコツまで詳しく伺ってきました。
お話を伺ったのは…
株式会社FANCL:
・商品企画第二グループ:寺本 弥生さん(右)
・化粧品研究所 スキンケア開発グループ:濵﨑 明子さん(左)
小野
※本記事でいうエイジングケアとは年齢に合ったお手入れのことをいい、浸透とは角質層までをいいます。
※本記事で紹介している商品はPR商品を含みます。
1.シワ・たるみができる原因は?
──今日はよろしくお願いいたします!まずは、シワ・たるみ等のエイジングトラブルの原因について伺いたいです。
FANCL商品企画部・寺本さん(以下、寺本さん):色々ありますが、いちばんは紫外線や乾燥・間違ったスキンケアによる「肌ストレス」ですね。
紫外線や乾燥対策は気を付けている方も多いと思いますが、特にスキンケアによる肌ストレスは気づいていない方も多いと思います。
──間違ったスキンケアの代表例はありますか?
FANCL化粧品研究所・濵﨑さん(以下、濵﨑さん):「こすること」が一番よくないですね。肌をこするダメージで乾燥が進み、しわやたるみを招いてしまうんです…。
寺本さん:顔を洗うとき、スキンケア用品をつけるとき、お化粧するとき…人って意外と顔の皮膚をこすりがちなので、ぜひ毎日のケアを見直してみていただきたいです。
濵﨑さん:あとは「熱いお湯で顔を洗うこと」もNG。必要な皮脂やうるおいを取り去ってしまうためです。ぬるま湯がおすすめです!
──どれくらいの温度が適切なのでしょうか?
濵﨑さん:絶対にこの温度!と決まっているわけではありません。ただ気温にもよりますが、肌の温度は約31~34℃なので、それより少しあたたかいくらいを目安にするといいですね。
──ちなみに、冷水はどうでしょう。
寺本さん:熱湯のように乾燥を招くわけではありませんが、冷水だと毛穴が閉じてしまうんです。毛穴の奥の皮脂や汚れを落としにくくなるため、おすすめはしていませんね。
・シワやたるみの主原因は肌ストレス
…紫外線や乾燥、間違ったスキンケアなど
・こするケアと熱いお湯での洗顔はNG
…乾燥をまねき、エイジングトラブルの原因に
2.エイジング対策のためのスキンケア
──シワ・たるみを作らないために心掛けたい「スキンケアのポイント」を教えてください。
濵﨑さん:まずは保湿をしっかり行うことですね!乾燥は、エイジングだけでなく様々な肌トラブルの原因になるので。
寺本さん:またお風呂上りや洗顔後は、なるべく早くスキンケアをしましょう。一番乾燥しやすいタイミングですが、浸透しやすいタイミングでもあるんです。
──なるほど…!より具体的なケア方法も知りたいです。
寺本さん:次々重ねずにちゃんと浸透させてから次のケア用品を使うことが大切です。当たり前のように思えますが、化粧水が浸透しきらないうちに美容液や乳液を重ねてしまってる方って意外と多いので…。
──確かに心当たりがあります…!急いでいるとつい重ねてつけてしまって、顔がベタベタになったり…。
寺本さん:ですよね!(笑)いつもより少し時間をかけてなじませてみてください。
濵﨑さん:あとは洗顔やクレンジングできちんと汚れを落とすことで「スキンケアの土台作り」も心がけてみて下さい。
寺本さん:すべて当たり前のことのように思えますが、エイジングケアはその「当たり前の積み重ね」がとても大切。スペシャルアイテムにこだわるよりは、まず日々のスキンケアを丁寧に行うのが一番だと思います!
・保湿はとにかくしっかり!
・洗顔後はなるべく早くスキンケア
・スキンケアはちゃんと浸透させてから次へ
・洗顔やクレンジングできちんと汚れを落とす
3.エイジングケアの気になるQ&A
最後に、エイジングケアについて編集部内や読者から集まった疑問に答えていただきました!
Q:本当にいいエイジング化粧品を選ぶにはどうしたらいいですか?
──実際にアイテムを選ぼうとしても、種類が多くてどれにすればいいかわからない…という人が多いです。FANCLさんの見解を教えてください!
濱崎さん
A:高保湿なエイジング向けアイテムが◎
まずは、しっかり保湿ができるものを選ぶのがおすすめです!
老化の主要因・乾燥を防げるような、保湿力の高いアイテムを選びましょう。
あとは、当たり前かもしれませんがエイジングケア向け製品を選ぶこと。テクスチャや成分がエイジングケア向けになっているものが多いはずなので。
Q:どれくらいの期間・量を使えば、エイジングケアを実感できますか?
──「どの化粧品を使っても、実感できた経験がない」という人向けに、量や期間の目安を教えてください。
濱崎さん
A:まずは1本しっかり使いきりましょう。
まずは1本(1ヶ月分)しっかり使いきり、お肌の状態をチェックしてみてください。
肌トラブルがなければ、すぐやめるのではなく使い続けてみることで、そのアイテムがお肌に合うかどうかが感じられるはずです。
Q:月の美容代が5~6000円くらいです。どこに費用をかけるのがベストでしょうか?
──均等にお金をかけるべきか、一点集中すべきか…限られた費用の中で、特に力をいれるべきポイントは何でしょう?
寺本さん
A:費用よりケア方法を見直しましょう!
一点集中よりも、毎日のスキンケアをきちんと行うことが大切です。
またコスメカウンターで定期的な肌質チェックをして、今の自分のお肌になにが足りていないのか?を把握しておくのもおすすめ。
自分の肌に合ったスキンケアを丁寧に行いましょう!
Q:若いうちからエイジングケア化粧品を使ったり、日常的に美容液を複数使ったりしても大丈夫ですか?
──肌を甘やかしすぎると、そのうち効果を感じにくくなるなどのデメリットがありそうで怖い、という声も。
濱崎さん
A:問題ありません。
若い人がエイジングケア化粧品を使っても特に問題はありません。それよりも乾燥させないことが一番大切なので、しっかり保湿できるのであれば大丈夫です。
ただ、エイジング化粧品は若い人が使うにしてはしっとりしすぎることもあるかもしれません。ムリなく使い続けられるようなテクスチャのものを選んでくださいね。
4.まとめ
今回の記事のポイントをまとめました。
① エイジングの主原因は乾燥と肌ストレス
② 基本のスキンケアを丁寧にすることが大切
③ 高保湿なエイジングケア化粧品を選ぶ
ぜひ参考にしてみてくださいね!
今回お話を伺ったのは、FANCLの寺本さんと濵﨑さん。自社・他社の垣根なく、熱くお話ししてくださいました。ありがとうございました!
また、今回お話を伺ったFANCLさんのおすすめスキンケアもご紹介!
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