美白になりたくて、美白効果の高い「ハイドロキノン」が気になっていませんか?
ハイドロキノンは「究極の美白成分」と呼ばれるほど美白効果が高いです。ここでは、
- ハイドロキノンの美白効果
- ハイドロキノンの使い方
- ハイドロキノンの入手方法
など、ハイドロキノン美白に関する疑問をすべて解決。ハイドロキノンを初めて使う人でも分かるように解説します。
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1.ハイドロキノンとは?
ハイドロキノンは医療現場でも用いられる美白成分のひとつで、従来の美白成分と比べ約10~100倍の美白作用※があるといわれています。
※アルブチンなどの一般的な美白成分に比べ、チロシナーゼ活性阻害作用が約10~100倍
もともと美容クリニックで使われていましたが、2001年の規制緩和によって、市販でもハイドロキノン配合のアイテムが購入できるようになりました。
ハイドロキノンは、市販でも購入できる美白化粧品の成分。シミやニキビ跡などへの美白効果が期待できます。
そんなハイドロキノンについて詳しく見ていきましょう。
2.ハイドロキノンの美白効果
ハイドロキノンには以下の2つの美白効果があります。
効果①:
メラニンの生成を抑える
シミの原因はメラニン色素です。
この作用は、直接そのメラニン生成を抑えるのではなく、メラニン生成を助ける物質(酵素チロシナーゼ)を弱めます。
そのため、シミの「予防」に効果的です。
コウジ酸やアルブチンなど従来の美白成分にも同じ効果がありますが、ハイドロキノンは約100倍強力です。
効果②:
メラニン色素自体を薄くする
この作用は、他の美白剤にはない効果で、ハイドロキノンの特徴です。
従来の美白成分は、間接的にメラニン生成を抑えるものが多いですが、ハイドロキノンは、出来てしまったメラニン色素自体を薄くする還元作用があります。
そのため、美容クリニックでもシミやニキビの色素沈着の治療によく使われます。
ハイドロキノンは今あるシミをケアしつつ、これからできるシミの予防もできる美白成分です。
3.ハイドロキノン配合の美白化粧品について
つづいては、ハイドロキノンを配合している化粧品の選び方や買える場所、おすすめの商品などをご紹介していきます。
実際に購入する際の参考にしてくださいね。
3-1.ハイドロキノン化粧品の選び方
ハイドロキノン配合の化粧品を選ぶときは、これらを確認するようにしましょう。
①ハイドロキノンの配合率
②「ハイドロキノン」「HQ」と表記があるか
では、それぞれ詳しく見ていきます。
①ハイドロキノンの配合率で選ぶ
ハイドロキノンのおおよその配合率は、以下のような基準のものが多くなっています。
- 市販化粧品:1%未満~4%
- 病院処方:5%~
自分が買えるアイテムの中から、上記の基準値の範囲内でなるべく高濃度なものを選んでくださいね。
ハイドロキノンは美白効果が高いゆえに皮膚への刺激が出やすい成分のため、敏感肌さんは医師と相談して使いましょう。また、そうでない方も使用前にパッチテストを行うのがおすすめです。
②「ハイドロキノン」「HQ」と表記があるか
ハイドロキノン化粧品を見つけたいときは、
- 商品名に「ハイドロキノン」とつく
- 商品名に「HQ」とつく
といったアイテムを選びましょう。
「美白」と書いてあってもハイドロキノンが配合されていないことが多いので、成分名までしっかり確認してみてくださいね。
3-2.買える場所と価格帯
ハイドロキノンは皮膚科や美容クリニックでの処方のほか、薬局・デパートなどで買えることも。とはいえお店で買えるものはまだ少なくネット販売が中心です。
またハイドロキノンは配合率が高いほど高価になりますが、市販のもので約10~20g (1,2ヶ月用) で5000円~1万円ほどです。
病院の処方ではその半値ほどで使えます。
3-3.ハイドロキノンのおすすめ美白化粧品
ここでは、おすすめのハイドロキノン化粧品を
- 美白効果
- 適正価格
という2つのポイントから厳選してご紹介します。
ビーグレン Qusomeホワイト2.0
サイエンステクノロジーを使ったスキンケアブランド・ビーグレンの「QuSome ホワイト2.0」です。
成分を角層まで浸透させる「QuSomeテクノロジー」でハイドロキノンを包み、
- 高い美白作用
- 肌へのなじみやすさ
というポイントを両立させています。
さらにビタミンC誘導体も配合し、メラニンがシミとして肌表面に現れないようブロック。保湿成分もたっぷり含まれているため、しっかり美白ケアしながら、お肌にハリと潤いをもたらしてくれるアイテムです。
実際に使った方の口コミ
刺激に弱い乾燥肌です。美白したいけどハイドロキノンって刺激が強そう…と悩んだ末に、思いきって購入してみました。べたべたせずに肌なじみも良く、すーっと伸びる使い心地です!(乾燥肌/30代後半)
ビーグレン Qusomeホワイト2.0
◆価格:6600円(税込)/15g
◆ハイドロキノン配合率:2.0%
◆特徴:美白◎、低刺激◎、保湿◎、ハイドロキノン・ヘキシル3-グリセリルアスコルビン酸(ビタミンC誘導体)・オリゴペプチド‐34
◆トライアルセット:7日分1980円(税込/送料無料)
水, プロパンジオール, スクワラン,ジステアリン酸PEG−23グリセリル, テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル, ハイドロキノン, マカデミアナッツ脂肪酸コレステリル,ゴヨウマツ種子油, ジメチコン, アラキジルアルコール,ベヘニルアルコール, ステアリン酸グリセリル, バチルアルコール,ヘキシル3-グリセリルアスコルビン酸,ヘキシル3-グリセリルアスコルビン酸,オリゴペプチド-34, オリゴペプチド-2, オキソチアゾリジン,セラミドAP,オリゴペプチド-68, アスコルビン酸,3-O-エチルアスコルビン酸, 酢酸トコフェロール,トコフェロール,ステアロイルメチルタウリンNa,ステアリン酸コレステリル,コレステロール,オレイン酸ポリグリセリル-5,ステアリン酸ポリグリセリル-10,乳酸K,乳酸, リナロール, BG,グリセリン, フェノキシエタノール, EDTA-2Na,ピロ亜硫酸Na
アンプルール ラグジュアリーホワイトシリーズ
ドクターズコスメブランド・アンプルールの美白ケアシリーズ「ラグジュアリーホワイトシリーズ」です。
洗顔から化粧水・BBクリーム・日焼け止めなどシリーズを通してさまざまなアイテムがありますが、そのなかで実に5アイテムにハイドロキノンが配合されています。
保湿成分もしっかり配合されているので、乾燥と美白のどちらもケアできますよ。
なかでもオススメするなら…
「ラグジュアリーホワイトコンセントレートHQ110」
アンプルールの夜用美容液「ラグジュアリーホワイトコンセントレートHQ110」です。
ハイドロキノンを2.5%と高配合しているので、シミやくすみなど気になる場所にスポット集中使いがおすすめ。
ゲル系のテクスチャなので直したい点にぴったり密着して、ピンポイントで色素沈着を改善していってくれます。
実際に使った方の口コミ
今までコンシーラーで隠していたシミを本格的にケアしたくて、ハイドロキノン高配合のこちらを選びました。夜だけ使っているので結構長く使える印象です!(乾燥肌/30代前半)
サンプルを使ってわりと効果があったので現品購入しました。固めのテクスチャでシミの上にくっついてくれるので、ポイント使いしやすいです。(普通肌/30代後半)
ラグジュアリーホワイトコンセントレートHQ110
◆価格:10000円 / 11g
◆ハイドロキノン配合率:2.5%
◆特徴:ハイドロキノン高配合、ライン使いがおすすめ、保湿○
◆トライアルセット:税込1890円、送料・代引き手数料無料、次回購入時1000円割引
ジメチコン、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、DPG、セタルコニウムクロリド、ハイドロキノン、BG、ビサボロール、水、エチルセルロース、カンゾウ根エキス、ムラサキ根エキス、チオクト酸、ゲンチアナ根エキス、クズ根エキス、アロエベラ葉エキス、クロレラエキス、フェノキシエタノール、香料
オバジHQ ブライトニングナイトセラム
ロート製薬のブランド・Obagi(オバジ)の、「オバジHQ ブライトニングナイトセラム」です。
ハイドロキノンを配合した夜用美容液となっており、日中の紫外線ダメージを寝ているうちにしっかりケアする「ナイトコンセントレイション処方」を採用しています。
高機能なのに、薬局でも購入できる手に入れやすさが大きな魅力のアイテムです。
実際に使った方の口コミ
シミが薄くなってきた感じがします。使い始めて2か月ほど経ちましたが、4ヶ月くらいで効果が出るらしいので使い続けてみようと思います。美容液なので保湿効果もあり、お肌がもちもちになってきました。(30代前半/混合肌)
マツモトキヨシやココカラファインなどのドラッグストアで購入できますよ。
オバジHQ ブライトニングナイトセラム
◆ブランド名:Obagi(オバジ)
◆価格:9000円 (税抜)/ 10g
◆ハイドロキノン配合率:非公開
◆買える場所:ドラッグストアなど(取扱店舗一覧)
◆特徴:美白効果○、保湿効果○
ジメチコン、PG、ミネラルオイル、グリセリン、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(ラウリルジメチコン/ポリグリセリン‐3)クロスポリマー、水、ハイドロキノン、ジオウ根エキス、ミクロコッカス溶解液、トコフェロール、アスコルビン酸、レシチン、BG、香料
以上がおすすめのハイドロキノン配合化粧品です。
別記事ではさらに多くのアイテムをご紹介しているため、参考にしてみてくださいね。
さらに詳しく知りたい人は
ハイドロキノンの美白効果を得るには、正しく使うことが大切。そこで次はハイドロキノンを使うコツを見ていきましょう。
4.ハイドロキノンの美白化粧品の使い方
ハイドロキノンの使い方は簡単で、夜のスキンケアの仕上げに適量を塗るだけです。
ただアイテムによって、
- シミ部分にスポット塗りする
- 顔全体に塗る
と使い方が違う場合も。使用法をよく読んでから使い始めてくださいね。
またハイドロキノンは熱や光に弱いため、しっかりと密閉し冷蔵庫に入れておくのがおすすめです。
ハイドロキノンを使用して紫外線を浴びると、色素沈着を起こすことも。リスクを減らすためにも夜だけの使用がおすすめです。もし日中用の化粧品なら、その上から厚めに日焼け止めを塗りましょう。
5.ハイドロキノン+レチノイン酸が効果的
「レチノイン酸(トレチノイン)」と「ハイドロキノン」を合わせて使うと、さらに美白に効果があります。
レチノイン酸には、「肌の角質をはがし、肌の生まれ変わりを早める」働きがあります。
「レチノイン酸」は、シミの成分(メラニン)を、皮膚の外に放り出し、
「ハイドロキノン」は、メラニンが新しく生成されるのを阻害するため、医師の処方ではこの2つの薬剤を併用することが多いです。
2つの薬剤を併用すると、塗った後、徐々に赤くなって皮が剥がれ、剥がれ落ちたあとはシミが少し薄くなります。剥がれ落ちるのを繰り返して徐々にシミを消してくれます。
一回皮が剥がれ落ちるのに1週間程度かかるので、薄いシミなら最短1週間~ふつうは消えるまで数か月かかることが多いです。
剥がれ落ちている間は、上から化粧をすることも可能ですが、見た目があまり美しくないのでしばらく辛抱が必要です。
角質をはがしてメラニンを皮膚の外に排出する「レチノイン酸」と、メラニン生成を防ぐ「ハイドロキノン」を併用すると効果が早く出る。
6.ハイドロキノン美白化粧品の注意点
そこでここでは、ハイドロキノン化粧品を使う際に気を付けたい美白のコツを2つご紹介します。
①ハイドロキノンに副作用はある?
ハイドロキノンを使うと部分的に白抜けする「白斑」ができると思っている人が多いですが、白く色抜けするのは「ハイドロキノンモノベンジル」です。
ハイドロキノンモノベンジルは毒性が強く、化粧品の配合が禁止されています。
ハイドロキノンとハイドロキノンモノベンジルは別物で、5%程度までのハイドロキノンでは白斑は報告されていません。
②UVケア・パッチテストが必須
ハイドロキノン使用中は、強い紫外線を浴びると色素沈着を起こす場合があるため必ずUVケアを行いましょう。
曇りの日や冬場でも気を抜かず、紫外線対策をすることが大切ですよ。
また肌質によっては刺激を感じることがあるため、まずは腕の内側でパッチテストを行うと安心ですね。
①普通サイズの絆創膏に化粧品を染みこませる。
②二の腕か太ももの内側に貼る。
※水にぬらさないように気を付ける
③24時間後に絆創膏をはがし、確認する。
結果は?
×赤み、かぶれ、かゆみが出た
⇒お肌に合っていないため、皮膚科で相談してみて。
◎反応なし
⇒経過を見ながら、少しずつ使用する。
7.まとめ
ハイドロキノンの美白効果は理解できましたか?
- 従来の美白成分より強力な美白効果がある
- 病院や薬局、デパート、ネット販売で購入可能
- 病院処方は配合率5%程度、市販は4%以下が多い
- 基本は1日2回塗布
- 使用中はUVケアが必須
- 5%程度であれば白斑が出た報告は無い
ハイドロキノンをうまく使って、とことん美白ケアを行いましょう!
さらに詳しく知りたい人は
※本文中の内容は、時期によって公開時の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。
使い続けて2か月ほど経ちました気になる部分にピンポイントで使用しているので、結構長く使えます。ちょっとでもシミが薄くなればいいな~と願掛け的に購入しましたが、試してよかったです。(混合肌/30代前半)