ふと鏡を見たときに気がつく、ポツポツとしたシミ。
「これってシミ?それともそばかす……?」
そんなときは、その特徴からシミ・そばかすの2つを見極めて、正しい美白ケアをしてあげることが重要です!
そこで今回は、
- シミとそばかすの違い(特徴と原因)
- シミ・そばかすを消すための予防法&美白法
- シミ・そばかすを隠すメイク方法
…を徹底解説!それぞれの違いを押さえて、正しい美白対策をしていきましょう!
小野
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1.シミ・そばかすの違いと原因
一見、似たものに思えるシミとそばかす。しかし、それぞれ特徴と原因は異なります。
まずは、それぞれどんな違いがあるのかチェックしていきましょう。
小野
シミは、種類が違うと対処法が異なることも。まずは自分のシミタイプをチェックしましょう!
シミ・そばかすの特徴
種類 | 特徴と原因 |
---|---|
老人性色素斑 |
最も多いシミ。 頬骨のあたりにできやすい。
原因:紫外線、肌の老化など |
色素沈着 |
ニキビ等の炎症が治る際にできる。 色や形は炎症の原因により様々。
原因:ニキビや傷の炎症など |
肝斑 |
頬骨あたりに左右対称に出やすい。 妊娠中やピル服用時、更年期に多い。
原因:紫外線、女性ホルモンの乱れ等 |
そばかす |
幼児期~思春期に目立ちやすい。 頬や鼻を中心にできる。
原因:遺伝など |
あてはまるものはありましたか?
紫外線や老化が原因となるシミ(老人性色素斑)に対し、そばかすは遺伝的な要因が強いのが特徴です。
どちらも紫外線で色が濃くなる傾向はあるものの、原因や対策法は異なるので注意が必要です。
2.シミ・そばかすの美白ケア&予防法
ここからは、シミ・そばかすを消すための予防法と美白対策を見ていきましょう!
①UVケアを徹底して悪化を予防
今すでにあるシミやそばかすの悪化を防ぎ、未来のシミも予防するには、紫外線対策が非常に重要です。
シミ(老人性色素斑)、そばかすともに紫外線によって色が濃くなってしまうので、毎日のUVケアを心がけましょう。
・日焼け止めを塗る
・帽子をかぶる
・日傘を使う
・衣服で肌を覆う
・サングラスをかける
なかでも「日焼け止め」は必要不可欠!
日焼け止めは手やハンカチ、衣類などが触れることで落ちてしまうので、お出かけ前に塗るだけでなく、2〜3時間おきに塗り直すのがおすすめです。
小野
食べ物でも美白ケア
UV対策にはビタミンCがおすすめ。
抗酸化作用や、メラニン色素の沈着を防ぐ作用が期待できます。
キウイなどのフルーツや、ブロッコリー、赤ピーマンに多く含まれます。
食品での摂取が難しいときには、サプリや医薬品を取り入れるのも◎。
▶日焼け後のケアはこちらの別記事で解説!
②美白化粧品でしっかりスキンケア
自宅でできるシミ対策としては、美白化粧品を使ったスキンケアも有効です!
美白化粧品を選ぶ際には、配合されている「美白有効成分」に注目してみましょう。
美白有効成分とその働き
▶ビタミンC誘導体
→メラニン色素排出の促進、メラニン色素を還元
▶アルブチン
→チロシナーゼという酵素の働きを抑制、メラニンの生成を抑制
▶トラネキサム酸
→メラニン生成の指令を止める、抗炎症作用
このように、有効成分によってシミへのアプローチは異なります。
ある程度使って効果が感じられなかったら他の美白成分を配合した商品を試したり、違う有効成分配合のアイテムと併用してみるのも手。
▲美白有効成分が配合された商品にのみ「美白」の表記が許可されています。
また、今あるシミを薄くしたいなら「ハイドロキノン」という成分もおすすめ。ただし刺激が強めの成分なので、パッチテストをしてから使いましょう。
小野
そばかすは美白効果が出にくい?
そばかすは遺伝的な要因が強いためか、美白化粧品での改善はしにくいと言われています。
スキンケアでの改善よりは、UV対策で紫外線の影響を減らすよう心がけましょう。
▶おすすめのシミ対策化粧品はこちらの別記事で解説!
③医療レーザーで確実なシミ取り
「シミを早く綺麗に取りたい!」というときは、美容皮膚科を受診するのが確実です。
定着したシミ・そばかすも、光治療(フォトフェイシャルなど)やレーザー治療(YAGレーザー・ルビーレーザーなど)といった施術で消すことが可能です。
小野
美容皮膚科での施術の選び方
施術内容はシミの種類や肌質によって変わるため、まずは美容皮膚科で相談してみましょう。
施術の種類によっては、痛みを感じたり副作用が生じることもあるので、事前の確認が肝心です。
3.シミを隠すメイク方法
最後に、気になるシミ・そばかすを隠すメイク法をご紹介します!
①下地
下地は自然なツヤ感が出るタイプがおすすめ!そばかすやニキビ跡の色素沈着を光で飛ばし、シミも目立たなくしてくれます。
小野
毛穴を埋めるようなイメージで顔全体になじませましょう。
②ファンデーション
シミ・そばかすが気になるなら、カバー力のあるファンデを選ぶのが◎。
ハイカバーながらも伸びの良いリキッドファンデやクッションファンデを使うと、厚塗り感が出ず自然に仕上がります。
小野
なお、ファンデーションの厚塗りはNG!
ファンデのヨレや、老け見えの原因になるので要注意。
③コンシーラー
コンシーラーは、ペンシルタイプや筆タイプのコンシーラーを選ぶのがおすすめです。
なおコンシーラーを塗るタイミングは、使うファンデーションに合わせて変えるのが鉄則です!
①リキッド(クッション)ファンデ
②コンシーラー …の順番で塗る
パウダータイプの場合
①コンシーラー→②パウダーファンデ
…の順番で塗る
塗り方は、シミ・そばかすにピンポイントで使い、厚塗り感が出ないようにするのがポイント。
小野
指やスポンジでポンポンと優しく肌に馴染ませたら完了!
メイク落ちを防ぐため必要以上にこすらないように気をつけましょう。
4.まとめ
シミとそばかすの違い、美白対策、そしてメイクのコツをご紹介しました。
シミとそばかすは異なるものだからこそ、それぞれに合った美白ケアが重要です。
ぜひ今回ご紹介した対処法を参考にして、自分の素肌に自信を持てる美肌を目指していきましょう!
▼参考文献:
・「日本化粧品検定 2級・3級対策テキスト」主婦の友社,2016年
・「化粧品成分ガイド第6版」フレグランスジャーナル社,2015年
・日本化粧品技術者会
・紫外線環境保健マニュアル 2015
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