オイルやジェルなど種類が豊富なクレンジング。どれが自分にあったタイプなのか迷いますよね。
そこでhadato編集部が、クレンジングの種類ごとの特徴をわかりやすくご紹介。
メイクがきちんと落ちて肌負担も抑えられる、ぴったりなクレンジングを選びましょう!
小野
1.クレンジングの種類と選び方
まず、クレンジングの種類をメイクを落とす力(洗浄力)・肌への負担で表にすると次のようになります。
クレンジングの種類一覧
洗浄力の高さで選んでもよいのですが、
- 洗い上がりはさっぱり?しっとり?
- 自分の肌質におすすめなのは?
…など特徴を知ればよりお肌にぴったりな種類が見つかることも。
そこで、おすすめの肌質・メイクの濃さ・洗い上がりといったクレンジングの種類ごとの特徴を見ていきましょう!
タイプ③:クレンジングリキッド
タイプ④:クレンジングバーム
タイプ⑤:クレンジングジェル
タイプ⑥:クレンジングクリーム
タイプ⑦:ミルククレンジング
タイプ①:
クレンジングオイル
洗浄力 | かなり高い |
---|---|
肌負担 | やや強め~強め |
おすすめの人 |
▶しっかりメイク ▶オイリー肌・普通肌 |
クレンジングオイルはメイク・皮脂汚れを浮かす油分&界面活性剤の量が多く、洗浄力の高さはトップクラス。
ウォータープルーフ・クリームファンデ・日焼け止め…など肌に密着して落ちにくいメイクも簡単にオフできます。
ただよく落ちる=皮脂が多く奪われるということ。乾燥肌さんや、乾燥による小じわを作りたくない場合は避けたいですね。
小野
タイプ②:
クレンジングシート
洗浄力 | かなり高い |
---|---|
肌負担 | 強め |
おすすめの人 |
▶しっかりメイク ▶オイリー肌・普通肌 |
お風呂以外でもすぐ使える手軽さが魅力のクレンジングシート。
- 界面活性剤を多く配合
- 物理的にメイクをふきとる
…という特徴から濃いメイクまですっきり落ちます。
一方で、摩擦ダメージやエタノール量の多さが肌の負担に。旅先・疲れた日などときどき使う程度がおすすめですよ。
小野
タイプ③:
クレンジングリキッド(水クレンジング)
洗浄力 | 高い |
---|---|
肌負担 | 中~強め |
おすすめの人 |
▶しっかりメイク ▶オイリー肌・混合肌 |
クレンジングリキッドは比較的オイルフリーが多くマツエク愛用者にぴったり!
油分ではなく界面活性剤でメイクを落とすため、べたつきが苦手な人にもおすすめです。
ただコットンの摩擦を考えると肌への優しさは△ですね。
小野
タイプ④:
クレンジングバーム
洗浄力 | 中~高い |
---|---|
肌負担 | 中 |
おすすめの人 |
▶しっかり・薄めメイク ▶混合肌・乾燥肌 |
クレンジングバームは体温でとろけてオイル状になる種類です。
油性成分でメイクを包んでオフ。洗い上がりはしっとりと感じられます。
洗浄力はオイルタイプに劣るものの乾燥・つっぱり感を抑えたい人におすすめですよ。
小野
タイプ⑤:
クレンジングジェル
洗浄力 | 中 |
---|---|
肌負担 | 中 |
おすすめの人 |
▶薄めメイク ▶オイリー肌・混合肌 ▶洗い上がりさっぱり |
クレンジングジェルは2種類あり、中身の色で見分けます。
- 透明…界面活性剤が多め(マツエク向き)
- 白っぽい…油分が多め(低刺激性)
最近はマツエク人気から「透明タイプ」のさっぱり洗い上げるものが主流です。
ジェルのクッションで摩擦が減るのは◎ですが乾燥肌・敏感肌だとつっぱるかもしれません。
小野
タイプ⑥:
クレンジングクリーム
洗浄力 | 低い~中 |
---|---|
肌負担 | やや弱め |
おすすめの人 |
▶薄めメイク ▶乾燥肌・敏感肌 |
クレンジングクリームは油性成分と界面活性剤のバランスが良く、乾燥しにくい種類です。
アイシャドウ・パウダーファンデは十分落ちますが、リップ・アイライナーは厳しめと洗浄力はナチュラルメイク向け。
「マッサージにも」と書いてあっても皮脂を奪いすぎないよう1分程度で流しましょう!
小野
タイプ⑦:
ミルククレンジング
洗浄力 | 低い |
---|---|
肌負担 | 弱め |
おすすめの人 |
▶薄めメイク ▶乾燥肌・敏感肌 |
クレンジングの中でも、とくに肌に優しい使い心地なのがミルククレンジング。
クリームタイプより水分の配合率が高いため、みずみずしく肌に潤いを残すような洗い上がりです。
低刺激性を優先したぶん洗浄力はマイルド。敏感肌さんにおすすめですね。
小野
気になるクレンジングの種類はありましたか?
それぞれの特徴を見比べて、ぴったりなアイテムを試してみてくださいね。
クレンジングの種類&特徴まとめ
※種類を選ぶと各説明に戻ります
種類 | 洗浄力 | おすすめの人 |
---|---|---|
オイル | 高 |
▶オイリー肌・普通肌 |
シート | 高 |
▶オイリー肌・普通肌 |
リキッド | 高 |
▶オイリー肌・混合肌 |
バーム |
中~高 |
▶混合肌・乾燥肌 |
ジェル | 中 |
▶オイリー肌・混合肌 ▶洗い上がりさっぱり |
クリーム |
低~中 |
▶乾燥肌・敏感肌 |
ミルク | 低 |
▶乾燥肌・敏感肌 |
2.まとめ
しっかりメイクオフできてお肌に負担を掛けにくい種類を見極めたいですね!
また、
- 必要な量を使えていない
- 肌をゴシゴシ擦る
- 乳化させていない
…といった間違ったクレンジングがメイク残り・肌ダメージの原因に。NGケアをしていないかチェックしてみてくださいね。
間違ったスキンケアを見る:
▼参考文献一覧
・柿澤 恭史(2018)「教育シリーズ: 皮膚をみる人たちのための化粧品知識 洗浄料とその作用」日本香粧品学会誌,2018 年 42 巻 4 号 p. 270-279
・南野 美紀(2018)「化粧品の種類と使い方—スキンケア化粧品—」日本香粧品学会誌,42巻 2号 p.109-124
・前田 憲寿(2010)「メーク落としの化学(シリーズ:教科書から一歩進んだ身近な製品の化学)」化学と教育,2010 年 58 巻 12 号 p. 590-591
・鈴木一成 監修「化粧品成分用語事典2012」中央書院,2012年
・宇山侊男、岡部美代治、久光一誠 編「化粧品成分ガイド第6版」フレグランスジャーナル社,2015年
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