「最近、昔と比べてニキビやテカリ、毛穴が気になってきた…。」と悩んでいませんか?
20代は前半と後半で肌の状態が大きく異なり、特に20代後半では肌の変化やトラブルを感じることが多くなります。
ここでは、そんな20代のためのスキンケア方法をわかりやすくご紹介!
- クレンジングと洗顔
- スキンケア
- 生活習慣
…という順番で解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
小野
1.20代の肌と変化
20代は、前半と後半でお肌のバランスが大きく変わる年代です。
20代前半は、思春期ニキビやホルモンバランスが落ち着いてきて、比較的安定した肌質になります。
ただ、20代後半~30代にかけて皮脂・水分のバランスが崩れる人が急増。テカリや乾燥・毛穴目立ちなどのトラブルが増えがちに…。
この結果、それまで普通肌だった人が、20代後半から混合肌や乾燥肌になる人が増えていきます。
20代では、こうした肌の変化にあわせてスキンケアを見直していくことが大切ですよ。
小野
この記事では、20代の肌変化に合わせたスキンケアを順番にご紹介していきます!
2.20代のお肌に合ったスキンケアのコツ
20代のスキンケアで大切なのが、以下の3点。
①クレンジングと洗顔で美肌を作る
②たっぷり保湿でトラブル対策
③美白ケアでエイジングに先回り
それぞれ一つずつ見ていきましょう!
20代のスキンケアのコツ①
クレンジングと洗顔で美肌を作る
クレンジングと洗顔で一番大切なのが「ゴシゴシこすらない」こと。
ゴシゴシ洗いによる摩擦は肌の乾燥や刺激を招き、テカリの悪化や将来のシミ・シワになることも…。
優しく丁寧に洗うことが、きれいなお肌の土台になりますよ!
▶たっぷりの量、泡で優しく洗う
▶30~40秒で流す。それ以上は肌の負担に!
▶Tゾーン→Uゾーンの順番で洗う
また乾燥肌の人は、朝の洗顔はぬるま湯だけでOK。38℃以下のぬるま湯がおすすめです!
小野
拭き取りクレンジングについて
拭き取りクレンジングは便利ですが、力加減を間違えると肌を擦ってしまうためおすすめしにくいところ…。
旅行や外出時の使用に留められると理想的ですね。
20代のスキンケアのコツ②
たっぷり保湿でトラブル対策
大人ニキビやテカリ、小じわ、くすみ…といった様々な肌トラブルの原因こそが「乾燥」です。
20代のスキンケアでは、まず乾燥対策の保湿ケアをしっかり行って肌のコンディションを整えましょう!
おすすめの高保湿成分
▶セラミド
▶コラーゲン
▶ヒアルロン酸
▶アミノ酸
▶グリセリン …など
基礎化粧品は手でつけるのがおすすめ。手のひらで軽く温めてから、じっくり優しくなじませてあげましょう!
小野
そのテカリの原因、乾燥かも?
肌内部の水分が不足すると、皮膚は潤いを守るために皮脂を過剰に分泌してしまいます。
(=インナードライ肌)
「最近、肌がテカりだしたな…」と思っている方も、実はインナードライ肌かもしれません。
ぜひ保湿ケアをしてみてくださいね。
保湿のスペシャルケアを見る:
20代のスキンケアのコツ③
美白ケアでエイジングに先回り
保湿ケアに加えて、美白ケアも重要です。
というのも、普段何気なく浴びている紫外線によるダメージは、シミ・シワ・たるみ…といった老化の大きな原因のため。
美白有効成分を配合した化粧品で、未来のお肌を今から守りましょう!
美白有効成分の例
▶ビタミンC誘導体
▶プラセンタエキス
▶トラネキサム酸
▶カモミラET など
もし成分名をチェックするのが難しければ、
- パッケージに「美白」
- 商品名に「薬用(医薬部外品)」
…と書いてあるものを選ぶのがおすすめですよ。
▲「美白」表記は美白有効成分が配合された商品にのみ許可されています。わかりやすい目印になりますよ。
小野
「美白っぽい」のに
美白成分を配合していない商品も
「ホワイト」「白肌」「透明肌」など美白できそうな名前でも、有効成分が入っていない…という商品がたまにあります。
美白・薬用・医薬部外品の表記がなければ美白成分は入っていないため、注意しましょう。
3.20代の肌をキープする生活習慣
20代の肌を守る生活習慣としては、以下の3点が挙げられます。
- 6~8時間の睡眠
- バランスのいい食事
- こまめな紫外線ケア
寝る時間を少し早めたり、普段の食事に野菜の総菜を一品プラスしたりして、できることから工夫してみてくださいね。
特に、UV対策は365日わすれずに!
数あるケアのなかでも、紫外線対策はシミ・シワなどのエイジングサインの予防になるためしっかり行いましょう。
日焼け止めは、自分に合ったSPF/PAのものを使うのがおすすめです。
- 通勤・通学などの日常生活には:
SPF10~30/PA++~PA+++ のアイテム - 野外レジャー、長時間の外出には:
SPF30~50+/PA+++~PA++++ のアイテム
数値が高いと肌にかかる負担も増えるため、なるべく使用シーンに合わせたものを選びましょう。
小野
紫外線は365日降り注ぐ
快晴の時に比べると、曇りの日は約80~60%、雨の場合は約30%の紫外線が降り注いでいます。
エイジングケアのためにも、たとえどんな天候でも毎日のUVケアを怠らないように気を付けましょう。
紫外線と老化の関係を見る:
4.まとめ
ここまででご紹介した内容をまとめました。
…ゴシゴシこすらず、優しくケア
②たっぷり保湿でトラブル対策
…セラミド、ヒアルロン酸等がおすすめ
③美白ケアでエイジングに先回り
…美白有効成分配合のものを選ぶ
また、どんな天候の日でもUVケアを欠かさず行うことも忘れずに!
実践できそうなことから、ひとつずつ試してみてくださいね。
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この記事のライター
小野
▼参考文献一覧
・友利新「最新版 肌美人になるスキンケアの基本」学研パブリッシング,2014年
・小西さやか「日本化粧品検定1級対策テキスト コスメの教科書」主婦の友社,2016年
・鈴木一成 監修「化粧品成分用語事典2012」中央書院,2012年
・宇山侊男、岡部美代治、久光一誠 編「化粧品成分ガイド第6版」フレグランスジャーナル社,2015年
・佐用 哲也(2008)「しわのメカニズム(セミナー,<特集>化粧の世界 薬学からのアプローチ)」ファルマシア,44巻 5号 p. 421-425
・みらい検討委員会(2017)「紫外線によるシミ・シワ(光老化:ひかりろうか)を防ぐために知っておくべきこと―太陽の恵みをたっぷり享受し,紫外線の害に泣かないために―」日本香粧品学会誌, 41巻 3号 p. 244-245
・須貝 哲郎(1992)「アルブチンの肝斑に対する臨床効果」皮膚34巻 4号 p. 522-529
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